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2013/01/13/23:53
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栗村さんのブログを読んでます。
http://blog.osamukurimura.jp/blog/2013/01/post_4fa3.html どんな人か、詳しく知ってるわけではないけど、自転車ロード競技でよく耳にする名前。選手としても一流だったのだと思う。で、スポーツの有り様というか、社会的な意味というか、そんなことを様々な切り口から論じてます。 話としては、一言で言っちゃうと、「観る人がいないスポーツは発展しない」 というと語弊もありますが。観させることが即ち「発展」というわけではないので、そこらへんは上のブログをしっかり読んで。基本的に僕は栗村さんのこの記事に納得の立場です。 「観させる」ためにスピード競技をやってる人、いますかー? いないですよね?基本的にスポーツっていうのは、自分の楽しみだったり、生き甲斐とか、目標とか、そういうパーソナルな動機でやるものだし、そうじゃないと続かないと思う。そしてそれで良いと思います。個人としては。 僕が自分の競技を説明するとき、 「スピードスケートをやっています」 とまず言います。でももちろんこれだけでは終わりません。 「あ、アイススケートではなくて、インラインスケートのスピード競技です」 そして 「インラインスケートっていうのは、タイヤが縦に並んでいる、いわゆるローラーブレードって言うとわかるかな」 「そうそう、それでタイムを競ったりするんです。そんな競技もあるんです。珍しいでしょう。あははは」 というのが、ビデオのように毎度繰り返されます。最後の方にはもはや競技どうのというより、珍獣でも紹介してる気分です。 これだけ説明しても、相手の人の脳裏には競技のイメージはわかないでしょう。 そこで 「アイススケートのショートトラックに似ています。みんなで走ったりします。自転車競技みたいに道路でレースしたりもします。」 なんて補足説明をしながら、最後はiPhoneの画像とか動画を見せて(相手にそこまで時間と余裕があれば)、 「こんな競技です。こんな道具を使います」 すると 「ほほー、すごいね(???よくわからんけど、ローラーブレードが上手いみたいだ。しかしローラーブレードって子どものときやったあれかー。おもちゃじゃん。いちおうアスリートっぽいけど、どんくらいすごいんかな?わかんねー)」 という返答が来ます。ま、ここまで話につき合ってくれただけで御の字です。それに至極真っ当な反応だと思います。僕も、「パッションブトウガキ」を初めて聞いた時には、なんじゃそのスポーツ?と思いました。それと同じです。 どうしたもんですかね。はぁ。 毎度悲しくなります。 知らないんですよ。 みんな。 日本国民の99%はローラーがスポーツだなんて思ってない。「スポーツとしてやってる人はそりゃいるかもしれないけど、テレビで珍しいスポーツ特集で取り上げられるレベルでしょ?」です。スポーツ特集で取り上げてくれるなら良い方かもしれません。 で、話は戻り そんなスポーツかどうかもよくわからん運動を、誰が始めようと思うのか。もちろん、現実にはいます。それは本物の競技を間近で観て、触れた人たちです。競技自体には魅力がある。それは間違いない。なんたって僕がずっと続けてる。けど、その魅力を知る場所は、残念ながら今はリンクサイドしかない。リンクから100m離れた家の人には伝わらない。それより遠い人はもっと伝わらない。 最初に言ったように、スポーツは見せるためにやるものではないです。 でも見せていかなければ、スポーツは続かないのも現実だと思います。 この2つは、古くさいアマチュアリズムで行くと、相反するものになってしまいます。しかしそうではない。前者は個人の話、後者は業界の話。選手個人は競技力向上のためにがんばる。業界はその競技を見せられるものにする演出をしていく。演出とは、八百長とかの話ではなく、観る人のことと観させる媒体のことを考えた運営をしていくことです。簡単なことじゃないです。ていうか僕にもどうやったらいいのかわかりません。でも考えなきゃ! 僕が注目しているのは、アメリカでジョーイマンティアが始めたNSC(National SpeedSkating Circuit)。現実の財政状況が、商業的に成功しているのかどうかは、ちょっとわかりませんが、少なくとももう4年は続けています。続いてるんだから破綻はしてないのでしょう。(NSCを簡単に説明すると、トライアル試験を通過した選抜選手が、短距離・長距離それぞれで競う大会。最後はそれぞれのトップが中距離で対決する。入賞者には賞金が出て、またシーズン中の3、4試合の順位ごとのポイントによって総合順位が決まる。) ポイントは 1)短い距離設定(最長で1600m。飽きさせない) 2)誰もがわかりやすいルール(ポイントなどがなく、着順が勝ち負け。フライングしたら一歩下がるペナルティなど) 3)ユーストリームでの生中継 4)映像化を見越したカメラワーク(2〜3台のカメラで追ってる) 5)カッコ良く見せる写真(本当にかっこいいんだけど) 6)お揃いのユニフォーム 7)観客の入場料($15、それでも客は観に来る!) とにかく魅せる努力をしてます。で、本当に注目すべきは7)の入場料。15ドルと決して安くはないが、ちゃんとお客が入ってる。それは即ち、お金を出しても見る価値があると思っているから。当たり前です。でも、普通の大会だったら0ドルでも来ない。演出の違いだと思う。 背景の違いは現実にあります。アメリカはそもそもインドアの大会が根付いてるし、全体のレベルが高い。なによりジョーイというスターがいる。でも最高の素材でなくても魅せることはできると思うのです。 なんかすごそう これ、来そう なんとなくオモシロそう なんかヤバくね!? そう思ってもらえたら万歳です。 そんな思いと、あと、「冬場大会ないし寒いし、モチベーションどん底だよね」という思いから JAPAN INLINE SHORT TRACK CHAMPIONSHIPを考えました。栗村さんのブログには「人を巻き込め」と書いてありますが、僕、本当にそういうの苦手です。でも、ちょっと1人じゃどうもやりきれないのです。下手な部分もある、というかだらけでしょう。そこを手伝ってくれる方、探してます。もちろん、出てくれる方も。出ながら手伝ってくれる方も探してます。 大会全体を理解して、広めてくれる方が必要です。 あと、当日の進行やMCをしてくれる方 当日の審判をしてくれる方(着順判定、コーナー審判、スターター)などなど 最初の一回目なので、そんなご大層な大会にはならないかもしれません。でも、始めなきゃならんと思うのです。 PR |
言いたいことはわかります。
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まょ♪さん、そうだったんですか〜。
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>まょさん
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上のお二人様
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まょさん
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>まょ♪さん
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日本キグ連とは、もしかして日本キグルミ連盟?
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そ~ですね。
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